霊的真理を学ぶ教科書?
時折、スピリチュアリズムや霊的真理を学ぶ良い本、教科書的なものはないかと尋ねられます。
一冊で全部理解できるような本があったら、ぜひ私が手に入れたいくらいです…。
近代スピリチュアリズムは、有名なハイズビル事件(1847年)をきっかけとして進展してきました。
スピリチュアリズムは霊的な事項を扱ってはいますが、結局は「なぜ生きるか」「どう生きるか」という現実的な問題に対処するためのものであると言えます。
先人達が残した様々な文献に触れて得たもの、人的な交流の中で得たものを、自分のものになるまで努力し実践する。
時々歩いてきた道を振り返り、軌道修正してはまた進む。
こういった地道な作業を通してしか、スピリチュアリズムが伝えたいことを理解することはできないと思います。
世の中にはたくさんの「スピリチュアル」を標榜した書籍があふれています。
あくまで私見ですが、スピリチュアリズムとの関連性の見分け方を参考までに…。
全ての霊的現象は真理を伝えるためのものでありますから、現象だけを取り上げて面白半分に伝えているものは、バツ。
ただし、真摯に科学的に研究しているものは、マル。
死後の生命の存続を否定したり、あえて記述を避けているものは、バツ。
ですから終末思想(この世の終わりや地球滅亡といったもの)はもっての外。
○○神であるとか、特定の古代霊や特定の人間への帰依や崇拝を誘うようなものは、バツ。
愛(因果律)について述べられているものは、二重マル。
というところでしょうか。
「霊的真理の教科書は、自分の人生を通じて作り上げられていくもの」
冒頭の質問への私なりの回答です。