20歳のハローワーク その3
どういうわけか「20歳のハローワーク」で検索して、当ブログに訪問していただく方が多いので第3弾です。
先日、住宅メーカーでリクルーターをされているクライアント(C)さんとお話をさせていただく機会がありました。
私「やはり建築学科を出た方を優先して採用するのですか?」
C「いや、建築学科を出たからって使い物になるわけではないですよ。」
私「そんなものですかぁ」
C「大学では木造の勉強はほとんどしませんからね…。それよりも、素直で努力家の子を採用したほうが後で戦力になります。」
私も大学を卒業する頃は、すでに一人前になったような錯覚をしていたものでした。
就職のために業界や企業の研究をし、面接でよどみなく答えられるように練習し、言葉遣いや身だしなみも整え…等々。
就職活動を通じてすでに立派な社会人になったような気分を味わっていましたが、あとで大きな勘違いだったことに気付かされたものでした。
前職でリクルーターも経験しましたが、年毎に見る目が養われ、結局はこのクライアントさんの言うとおりで、性格や潜在能力の部分が大切であるという所に行き着きました。
先輩や他人からのアドバイスを素直に聞き入れる謙虚さ。
苦しくても石にかじりつく位の意志の強さ。
向上心を持って自ら勉強する努力。
これらを兼ね備えた人材であれば、どこの会社も放っておかないでしょうし、逆にどんな業界に行っても通用する人物になることでしょう。