オカルト、サイキック、スピリチュアル
全ての霊的な現象は、霊的治癒からホーンテッドハウスやUFOにいたるまで、死後世界の実在を証明するために起こります。
当事者間でしか知り得ない事実を故人がミディアムを通じて語ってきたり、現代医学では難治とされる病がスピリットヒーラーの手で寛解する現実を目の当たりにして、人は今生きている世界とは別の、もう一つの世界に思いを馳せるようになります。
死後世界を受け容れる事は、自身がスピリットであると認識する事であり、するとその人は今世に生きる意義を考え始めるようになります。
これこそが霊界側が期待することであり、霊的現象の裏側に秘められた高尚な目的です。
このような理由で霊的(スピリチュアル)なことに興味を抱くことは有意義なことです。
が、中には現象にばかり目を奪われ、自身の人生の意義を考えることなどそっちのけの人もいます。
あの場所はゴーストがでるらしい…、あのミディアムはすごい…、あのヒーラーはいまいち…、あの人はオーラが見えるらしい…等々。
こういう人たちをオカルト趣味と呼んでいますが、大変危険です。
霊界は元人間であった方達で構成されていますので、この世と同じく善人もいれば悪人もいます。
ですから、スピリットの中には人を騙したり驚かせたりすることで面白がる者(低級霊)もいるのです。
こういうスピリットは荒々しいバイブレーションをしていますから、地上世界に近く、物理的な不思議現象を起こすのが得意ですので、手を替え品を替え不思議な現象を起こし続けます。
好奇心や興味本位で霊界に近づくと、こういう低級霊の恰好のお客様になってしまい、その人はだんだんと精神が蝕まれていってしまいます。
なかでも超能力的(サイキック)な才能を持った人がオカルト趣味に走るともっとも危険です。
何しろ(低級霊の力を借りて)自分自身で色々な不思議な現象を起こせてしまうのですから…。
自身の能力に酔ってしまい、低級霊を伴侶として生きていくことになり、人生の高尚な目的などに目がいかなくなってしまいます。
この世の裏の世界と同じく、一度捕まったらなかなか足を洗わせてはもらえなくなってしまいます。
霊的な事象に興味を持つきっかけが、オカルト趣味からだったという人も確かにいます。
がいつまでも好奇心だけで関わっていては、痛い目に遭います。
はやく自分自身の内面に目を向け、改善する努力をしないといけません。
人間の本質はスピリットであり、この世には肉体を借りて滞在しているだけです。
入国審査でも訪ねられますね ” What’s the purpose of your visit? “(滞在の目的は何ですか)と。
今世の滞在の目的を答えられるようにするのが、真の ”スピリチュアル” であるはずです。