ひとりの探求者として


ひとりの真理探求者として、宇宙の法則だとか、霊界の真実だとか、己の内面の成長のための必要条件だとか、そういうことには興味があります。

真理へのアプローチの方法は数多くありますので、その人それぞれに適したもので極めていただければ良いことと考えますが、その数多くある真理へのアプローチ方法の中で、私自身今の所最も得心がいき、真理探究初心者の方に勧めることができるものは、スピリチュアリズム(浄化潮流)と呼ばれているものです。

ミディアム(霊媒)と呼ばれる霊能者を通して、亡くなった身内から霊界の真実が伝えられたり、あるいは高級霊と呼ばれるソースから高尚な人生訓がもたらされたり…と、死後のことや目に見えない世界のことは、そこの住人に尋ねるのが一番わかりやすい。

私自身は、あちらの世界から伝えられる話の内容の信憑性だとか高尚さの方に興味の大半があり、その話の内容は自らを省みる材料にしたいと考えています。

ですからミディアムに関しては、人としてそれなりの徳性や社会性を備えている方かどうかということが私の一番の関心事です。

ところが一部には、伝えられる内容やミディアムの人間性はそっちのけで、ミディアムの能力やエンターテイナーぶりにばかり目が向いている方もいらっしゃいます。

「△△さんは面白い」「〇〇さんはちょっと」と、まるで役者を品定めするかのように…

ミディアムの中にも、そういった下衆な評価を気にするばかりに、自らの内面の成長を置き去りにして、ひたすら能力開発だけに精を出す人間がいることも残念ながら事実です。

フランスにおけるスピリティスムの創始者と言われているアラン・カルディックは述べています。

「良い霊媒とは、容易に霊界とつながることができる者のことではない。高尚な霊人とコンタクトできるのが良い霊媒である」と。

高尚な霊人とコンタクトできるようになるにはどうしたら良いのか…、大いに内省を促したい…

自戒を込めて。

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