私たちは水槽の魚
水族館を思い浮かべてみましょう。
水槽には大概、「魚のストレスになるので水槽を叩かないでください」と注意喚起がしてあります。
しかしながら、良識のない人やマナーの心得のない人に限って、水槽をコツコツやっているものです。
一匹でも興味を持った魚が近寄ってくると、ここぞとばかりに指をあっちにやったりこっちにやったりして、ひとしきり魚をもてあそびます。
そして自分が飽きてしまうと、プイッと魚のことを放り出して、次の展示に行ってしまいます。
この世に生きる私たちも、水槽の中の魚のようなものと考えてください。
あちらの世界から見ると、水槽の中は丸見えなのです。
もうすぐあの魚と出会うとか、そっちに行くと何かとぶつかるとかおおよそ見当がつきます。
そして良識やマナーに欠ける未熟霊に限って、水槽をコツコツやるのです。
霊感に長けた人はそのコツコツを感知しますから、なんだろうと思ってそのコツコツの方に近づいて行ってしまいます。
コツコツやった未熟霊は面白がって、ひとしきりその人をもてあそぶのです。
そして自分が飽きるとプイッと放り出してしまうのです。
霊的な感知力に優れた人ほど、理性を駆使して現象を捉えなければなりません。
あちらからの働きかけのすべてが、愛に溢れたものとは限らないのです。