一生勉強 一生青春
今日から5月、私事ですが5月は一連のワークショップが区切りを迎える月でもあります。
おかげさまをもちまして、今月も何名かの卒業生を送り出せる見込みです。
皆さま3年間毎月熱心に通われて、共に学び、自分自身と向き合い、それぞれの方がそれぞれの日常生活で違いを作ってこられました。
ただ、形式的に「卒業」と表現はしていますが、本当に学びを卒業できるわけではありません。
私が提供しているワークショップでは、物事の考え方や捉え方を最も大切にしています。
日常で起こる様々な出来事には全て意味があること、それをどう捉え、どう対処するか、ひいては自らの内面的な成長にどうやって結びつけるのかということを主眼においています。
その指針となるものが Spiritual Truth(霊的真理)です。
真理ですから時代によって変わることのないものですし、この世界を司る法則でもあります。
A国では、とある法律の存在を知っていようがいまいが、A国に居る人々はその法律の支配を受けます。
たとえその法律の存在を知らない人が誤って法を犯してしまったとしても、その人はその法律に基づいて処罰されてしまうのです。
法則である真理にも同じ事が言えます。
法則の存在を知っていようがいまいが、すべての人々はその法則の支配を受けているのです。
法則が働いて、あるネガティヴな出来事が自分に起こったとします。
それに対してただ文句を言ったり悲観的になったとしても埒が空きません。
法則を理解し、法則に則って対処すれば二度とそのような事は起きないことになっています。
また、あらかじめ法則に則って人生を歩むようにすれば、良い循環が生まれます。
法則を知らずに嘆きの人生を歩むのか、法則を知って少しでも喜びの多い人生を歩むのかはあなた自身の選択なのです。
真理は奥深くて、とても3年間だけで学びきれるものではありません。
また真理の学びをやめたからと言って、法則から脱出できるものでもありません。
日常生活の中で自ら法則を見出し、学び続ける作業はこれからも続きます。
今月に一区切りを迎えるとはいえ、ご縁があって共に学ばれた方々です。
これからも一緒に学び続けていただきたいと思いますし、私もお力添えしたいと願っています。
一生勉強と一生青春は、一枚の紙の裏表のようなもの。
「年をとって困ることは、身体が固くなるばかりでなくて、頭が固くなること、心が固くなることです。
心が固くなると、感動、感激がなくなります。
一生青春を保つためには、心のやわらかさを保つこと。
そのためには、具体的に何かに打ち込んでいくことだと思います。」
生前しばしばそう語っていた相田みつをは、まさに一生勉強一生青春の言葉通りに生きた人間でした。
相田みつを美術館